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- nayuta ハルハコブネ 歌詞
- nayuta
- 狹いゆりかご
結んでた指を そっとほどく 閉め切りのカーテン 摑まれない吊り革 遠く薄い雲が濁ってく 気の抜けた炭酸 寢落ちていたバスタブ 畫面(まど)の外を眺め荒れる波 眩しくて 目を閉じた 他人(ひと)や過去の 航跡折れる指針 暗がりの海の中徬徨うあてなく 餘波(なみ)に飲まれて 導も見えずに 取り殘された船で凍えて俯く ぼくは祈りをひとくち込めた 朝を呼ぶ 嵐の夜も過ぎ去ると信じて 囚われた殘映 踏み切れない水端 道を強く叩く通り雨 突き刺さる電信 流されゆく潮騒 濡れた頬を拭い舵を取る 眩しさに 目を開けた 苦しい現在(いま)の 航海越えるために 夜明け前海の中進んでもがいた 波をかき分け 標を探して 立ち盡くしてた船に怯んでそれでも ぼくは暗がり覗いた 指の隙間から みえる? こおり溶かして ひかり差しこむ 立ち上がり開けてみたまど 震えながら踏み出したあし 目覚めた朝が呼ぶ色 暁の海の上揺蕩う望んで 波が打つ音も 調べに変えてく 進み出した舳先に拡がる蒼海 ぼくは伸ばした手のひら 光摑んだ 空に虹見上げて
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