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- あさき 赤い鈴 歌詞
- あさき
- 赤い鈴
夕暮れ遠くに伸びる 長い二人の影を目で追いながら 手をつないで帰った 鳴る小さな小さな鈴の音 一様に並んでいる鳩時計と一緒に鳴るよ りんりりぃん 響く小さな小さな音
ある朝彼はお偉いさん 「君は僕がいなくても平気ですか? 」 震えるその手から漏れている堂々巡りの迷妄 とても汚い色をした 吐き気を催す丹の笑み りんりりぃん 響く彼女の鈴の音
白裝束の老婆が背中で笑う そうさぺろりと…舌出しながら 「右手は空へ左手は海へ捨て立派に蒼天仰げよ!」 と論う鴉たちは右へならえ
至極是當然と並べ立てた理想と幸せは雨催い茫漠と広がり解ける 耳元で囁く 「鬼さんこちら手の鳴るほうへ」 白雲消えていく
「噓をつくキサマらの舌なんてチョン切って捨ててやる!ずっと待つんだ!彼を待つんだ!」 見えぬ聞こえぬ 「何もないほうがいい」と笑う 金魚鉢に寫る彼女はくるくる流れる 「お元気ですか?」 彼女の手紙ある日を境に途絶えた 何度目かの緑雨に染まる鳥が風を連れてきた でもいないあの子は黙して音色 あの飴色空影を延ばすことは無いでしょう 鈴は鳴り響く
「僕は帰ってきたよ!」 鴉の喚聲暮色に消ゆ 彼は走った!そして涙こらえてそっと扉開けた! そこには…彼女の時
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