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- 松岡禎丞 Introduction talk 歌詞
- 松岡禎丞
- そ、その、俺よくわからなくてさ、
女子と話す方法っていうのは。 や、いや、俺だよ。針生 鉄(はりゅう てつ)。 俺のことを覚えるか? へー、覚えてない?う、うそだろう? え?冗談の?な、何だよそれ。 びびらせんなよ!良かった。回して汗だ。 覚えないって言われたらどうしたらいいか分からねえし。かもし。 い、いや、なんでもない。なんでもなから気にするな。 でも、お前と會ったなんて本當に昔のことなのに、よく覚えてたのは。 懐かしいよなあ。小學生の時、お前が宮城に引っ越してきて、 一緒によく遊んだんだよなあ。 あれからなにか変わったことはあるか? なんて、変わったことだらけに決まってるか。 なんぜ、小學の時に會って以來だもんなあ。 じゃ、あの頃と変わってない事について話すよ。 俺は昔から変わらずずっと宮城に住んでいる。 宮城は東北地方にある県の一つなんだけど、 東北の中では、一番冬の降雪量が少ないから、 住みやすい県だって言われてる。 地元民の俺からしてみれば、 他よりも慕(した)おうと、さみもさみだ~って感じたけどさ。 あと、俺は宮城の中でも仙台っていう場所に住んでいるんだけど、 仙台はケヤキやイチョウの並木道がすげえ綺麗でさ、 杜の都(もりのみやこ)なんて呼ばれるんだ。 定禪寺通(じょうぜんじどおり)や青葉通(あおばどおり)は有名かな。 あの辺はおしゃれっぽいカフェーとか店が多く集まってるんだ。 俺は綺麗なカフェーが苦手だし、 その辺のファミリーレストランの方が好きだから、 めったに行かねえだけど。 お前は好きそうだよなぁ、そいうところ。 やっぱりな。その、、、お前が行きたいんだったら、 俺も一緒に行っていいぞ。 な、なんてら、ええと、それはいいとして、、、 あ、そうそう、仙台と言ったら、やっぱり伊達政宗(だて まさむね)だよな。 お前も日本史の授業で勉強しただろう。 戦國時代、東北一の覇者(はしゃ)として名を馳せた:獨眼竜(どくがんりゅう)政宗。 政宗は仙台の街づくりに盡力した武將てさ。 伊達系の力のおかげで、 江戸時代には仙台百萬石って言われるぐらいに発展したんだ。 だから、政宗は仙台のヒーローなんだ。カッケーよな! 俺も昔は政宗にすげえ憧れったっけ。 お、あ、政宗ごっことかよくしてたよって?あ、あ~は、確かに。 そんなこともしてたっけな。 政宗みたいな兜(かぶと)を作って、新聞紙で剣を作って。 はは、懐かしいな、本當、がきっぽいことばかりしてたな、小學生の俺って。 あ、そうそう、政宗に関係するスポットと言ったら、 やっぱり、政宗が建てた仙台城は欠かせないな。 まあ、城と言っても今では城郭の建物がほどんとなくなってるから、 仙台城の跡っていうのが正しいんだけどな。 でも行って見る価値はあるぞ。 江戸時代からの長い歴史が競われた石垣はなかなか迫力あるし、 天守台とも呼ばれてる本丸の跡からは街を一望できる。 晴れてる日なんかは太平洋まで見當たせるんだぜ。 すげえだろう。お前にも見せてやりたいなぁ。 さすがにもう政宗ごっこはしないけどさ。 観光地で有名なのは、あとは瑞鳳殿(ずいほうでん)とかかな。 政宗が殘した遺言に従って建てられた禦霊屋(おたまや)で、 あ、「禦霊屋」っていうのは偉い人のお墓みたいなもんだ。 政宗や伊達系の子孫もそこに眠ってるんだ。 あ、ビビってるのか。別に怖いところじゃないぞ。 むしろ、自然がいっぱいできれいな場所なんだ。 大昔から植わってる杉(すぎ)の巨木(きょぼく)は山道に並んだりしさ。 古いやつだと樹齢(じゅれい)400年近いものもあるんだ。 ものすごいじいさんの木だよな。 話したらなんだか限がないなぁ。 俺の話っていうか、すっかり宮城の話になっちゃってるし。 まあ、つまりさ、この古い歴史がたくさん詰まった街で、 俺は昔から変わらず元気に過ごしているよっていうことだ。 サンテボーテ(Santé et beauté)、 昔よりも少し大人になった分。 いろんな場所に自分の力で行けるようになった。 だから、お前をいろんな場所に連れて行ってやれる。 そ、その、俺は女子の相手が苦手だから。 エスコートとかは無理だけど。 でも、お前のことはいっぱい樂しますってやれるように頑張る。 だ、だからまた、 俺に會いに宮城に來てくれるよなぁ。
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