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- 水木一郎 塹壕の棺(ザンゴウノヒツギ) 歌詞
- 水木一郎
- 編曲:渡辺宙明
遠くで崩れ落ちた冷たい石塊から 異形の命の叫びが雲間を引き裂いた 嘆きを恨みに変え憎しみを怒りに変え 祈りを侵した者さえ敢え無く消えるか 血の匂い滲む指で目を潰してもなお 撃ちてし止まぬ定めが君を君を突き動かすなら 塹壕の棺へとあ…私を墮として生き延びなさい 煉瓦の焦げた皮膚を不亂にこそぐひとの 肩越し幼い戦士の礫が頬を切る 降り出す饐(す)えた雨は世界を泥で汚(よご)し 抉(えぐ)れた胸に捩じ込んだ名譽も爛(ただ)れる 戦場の理(ことわり)だと殺戮に餓えてく 酷(むご)さに隠す弱さが君を君を狂わせるのなら 塹壕の棺ごとあ…記憶を焼き捨て生き抜くがいい 血の匂い滲む指で目を潰してもなお 撃ちてし止まぬ定めが君を君を突き動かすなら 塹壕の棺へとあ…私を墮として生き延びなさい
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